のれんの話
こんにちは。なんとなくのれんの話を少し。
のれんは超過収益力のことです。といっても???でしょうか。
会社において、株主さんからお金を出資してもらいます。そのお金を利用して、商品を購入したりモノを作ったりします。これが棚卸資産です。この商品や完成した製品を販売するとまたお金になります。しかし、通常利益を加味して販売しますから、購入金額が100円だとすると販売金額は120円というようになります。そして、再度商品などを購入してまた売るを繰り返して・・・会社は大きくなっていきます。
ではのれんはどうでしょう?のれんは会社を合併などしたときに生じるものです。通常、会社は時価で売買します。しかし、適正な時価というのは算定しにくく、また、グーグルなどのように、そこに所属する従業員がすごいと、会社が持っている資産等よりもそちらの方が魅力があるわけです。 そのため、実際に時価よりも高い価格で購入することがあります。この時価よりも高い価格で買ったその差額を「のれん」といって、目に見えない会社の価値を表すのです。のれんは自己の会社の従業員が優秀だから資産計上しよう!!というわけにはいきません。これを自己創設のれんといって、現在の企業会計では認められていません。問題点はいくらで資産計上すればよいかわからないからです。そのため、会社の買収などのように会社全体の売り買いをするときにしか計上できません。
企業分析の連結会計は必須の論点です。この中で「のれん」と「少数株主持分」の考え方及び計算方法が分かれば、連結はさほど怖くないと思います。連結上の「のれん」も上記と同様、会社を時価よりも高く購入したときに生じるものです。
のれんの気分だったのでカキコしてみました(仕事でのれんが出てきたもので)。
資格月太
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