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職業倫理シリーズ NO.10

4.不実表示に係る禁止等

基準4(1) 会員は、次に掲げる事項について不実表示をしてはならない。
イ.会員が顧客に対して行うことができる証券分析業務の種類、内容および方法その他証券分析業務に係る重要な事実
ロ.会員が有する資格


〔趣旨〕
 本基準は、会員が行う証券分析業務および資格等に関し、虚偽、誇大または誤解を生ずるような内容の発言、文書への記載、広告をしてはならないことを規定している。会員の能力を超えた開示を防止し、外部に対し誤解が発生することを回避するための規定である。

〔留意点〕
① 法人会員及び賛助会員も含む
② 金融機関における経歴、法人会員は沿革、在籍アナリスト数、企業グループ情報などが含まれる

〔事例〕
・ 過去の運用成績やファンド・マネジャーの資質・能力、経験について誇張表現をとった場合。
・ 当初投資手法で世界的に著名な投資家の助言を受けて投資していることを広告で謳ったが、契約満了してもなお広告で助言を受けていることを謳っている場合。
・ 有償で外部より調査関係の情報を入手し、これを利用して、当社オリジナルの投資情報として顧客に提供している場合。
・ 自社がアナリスト10名のところを20名と偽ったりするなど、自社が提供できる投資情報を過大に説明し、実態以上に高度の内容であるかのような印象をあたる表現をする場合。
・ 投資業務の経験が浅いのに長いと偽ったり、証券アナリスト資格は公的資格ではないのに公的資格であるような誤解を受ける表現をする場合。

基準4(2) 会員は、自己またはその所属する会社が達成しまたは達成することが合理的に期待される投資管理の成果を、顧客または広く一般に提示するときは、公正、正確かつ十分な提示が行われるよう合理的な努力をしなければならない。

〔趣旨〕
 本規定は主として資産運用会社を念頭に置いたものである。資産運用会社の運用実績は、投資家が資産運用会社を選択する際の重要な意思決定の判断材料である。そのため、投資家が複数の運用会社の中から自己の要求に適した会社を正しく選択できるよう、真実の情報を開示することが要求される。会員が、資産運用会社間での激化した競争の中で、自己のパフォーマンスを良好にみせるために恣意的な操作をすることを禁ずる規定である。

〔事例〕
・ 投資顧問会社の顧客である一投資家が非常に運用成績が良かった場合に、それをあたかもすべての投資顧問会社の顧客の運用成績が良いように提示した場合。
・ 運用成績が悪いデータを除いた運用成績データを顧客に提示した場合。
・ 運用成績が良かったチームが投資顧問会社から移籍してしまったが、これに対する提示がなされない場合。

基準4(3) 投資管理の成果の提示が、本協会の定める投資パフォーマンス基準のすべての必須基準に準拠しているときは、公正、正確かつ十分な提示が行われたものと認める。

〔趣旨〕
 日本証券アナリスト協会が資産運用会社による投資パフォーマンス実勢の公正な表示と完全な開示を確保するために、共通の自主ルールとして設けた規定。資産運用会社が見込み顧客や既存顧客に対し共通のルールに基づき投資パフォーマンスを定時、報告することにより、その信頼性と比較可能性が高まることが期待し、規定されたもの。

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