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職業倫理シリーズ NO.9

基準3(2) 会員は、次の事項を顧客に開示しなければならない。
イ.投資対象の選定またはポートフォリオの構築を行う際に適用する基本的原則と手法およびこれらについての重大な変更
ロ.個々の投資対象の基本的特徴


〔趣旨〕
 会員は、専門的能力を発揮し適切な調査・分析を実施することが可能であるが、一方、顧客は、会員と比較し入手可能な情報量も少ないうえ、多様な金融商品等の金融サービスが提供され金融技術が革新している今日において、投資対象商品のリスク・リターンの特性を理解することが困難さを増している。そのため、顧客が、合理的かつ十分な情報のもとで、自己責任において適切な投資判断を行うことが可能となるよう、投資判断に影響を与える情報については、迅速かつ適切に開示しなければならない。

〔留意点〕
① 情報開示することによって、適合性の原則が遵守されているかを投資家が判断。
② 運用政策、運用手法、運用体制・手続などを開示。

〔事例〕
・ マルチ・ファクターモデルを中心とした投資手法から自己判断による投資手法に変更したが、これを対外的に公表していない場合。
・ インデックス・ファンドでTOPIXを完全法でトラックすることを外部公表したが、実際には層別抽出法により運用した場合。なお、完全法及び層別抽出法は証券分析にて。
・ 先物によるポジションの調整によって短期にトラッキングを行うというファンドの性格上、中長期のトラッキングは確保されない。そのため中長期的にインデックスが安定していても、相場変動のパターンによってはファンドの価額は大幅に目減りすることがありうる。このような場合に、当該説明を怠った場合には当規定違反となる。

基準3(3) 会員は、顧客または広く一般に提供する投資情報の作成に当たり、他人の資料を利用する場合には、出所、著者名を明示するなど慎重かつ十分な配慮をしなければならない。

〔趣旨〕
 会員は、職業的専門家として綿密な調査・分析のうえ、投資情報を作成しなければならない。そのため、他人の資料を自己の資料のように利用して開示する場合には、当該情報の信憑性について十分に検討し、慎重かつ十分な配慮をする必要がある。高度な倫理観を有した専門家として、他人の資料を自己の調査に基づき作成した資料のようにして扱うことや、無断で使用するようなことはあってはならないことを規定したものである。

〔事例〕
・ 他の者のリサーチ・レポートをそのまま自己のリサーチ・レポートとする行為。
・ 英文のレポートを翻訳したものをそのまま利用して自己のレポートとする行為。
・ 専門の学術雑誌や論文の記述について、出展を明記せずに利用する場合。

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