つづきです。
前回の実務補習ですと、財務、人事、生産、IT、戦略、営業の6つに分けて進みました。今回も当初はこの6つでヒヤリングしました。
しかし、今回の先生は、6つの区分にとらわれては、ニーズにこたえられないとして、プロセスごとに区切って担当割をしました。
例えば、私の担当ですと、業務の効率化を前提に、管理会計および経営計画策定の仕組みづくりなどです。
モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!
今回の実務補習③までお読み頂いた方はお気づきかもしれません・・・
私はいちおう、会計士(ほんとにいちおうですが・・・)なので、会計や財務に携わらないつもりでした・・・しかし、担当割をするときに、みんながやりたいのを選んでいったので、会計システム構築が残ってしまったのです・・・
ま、私的にはどれでもよかったのですが、最後、私ともうひとりの方が残り、この方は今回の実務補習が初めてということだったので、やむなく私が会計システムの構築作業をやることにしました・・・
(´・ω・`)ショボーン
ということで、社長のニーズを最大限捉えるべく、システム構築です。
この日は実は9月10日だったのですが、班の皆さまには内緒にしてたことがあります。実は、11日と12日は夏休みで、ディズニーランドに家族で行きました・・・よって2日は全く作業しておりません!!
ほんでもって、会計システム構築の着地点だけは10日に考えておかなければならなかったので、22時くらいに近くのデニーズでビールを飲みながら考えました・・・
① ITリテラシが低く会計ソフト導入に不安があるが、効率化したい
この要件は、パワポで、入力画面と出力画面を丁寧に説明しようと思いました。当初は、フリーの会計ソフトで行おうと思ったのですが、ある会計ソフトで、体験版があったのでそれを利用することにしました。また、情報をソフトにエントリできれば、効率化は容易いと思いました。
② 作業員ごとに売上を把握すること
これが鬼門でした。中小企業で利用している会計ソフトがどこまでできるかを知らなかったので、ネックとなるとこでした。みなさんならどうしますか?もちろん、作業員ごとに担当者を入力するというのは、考えがつきますね。しかし、販売システムとのリンクを考える必要がありました。さらにいえば、会計ソフトですと、担当者ごとに集計できないものがほとんどでした。つまり、日次集計、月次集計、年次集計です。実際、大手の企業さんのシステムを見ても、営業担当ベースでは売掛集計できたりしますが、製造マターで担当ベースというのは個別原価計算のシステムを導入していない限り見たことがありません・・・。
社長のニーズは最低限捉え、さらに上にいくことを考えました。
ここで、ひとつの疑問がありました。
評価制度です。当社の評価制度は、売上に直接つながる作業をした従業員が好待遇となる制度です。しかし、実際に原価を考えたらどうでしょうか?Aさんの売上が1000円、Bさんの売上が800円の作業を行ったとします。すると、当社の評価制度ではAさんのほうが良いことになります。しかし、原価の努力をBさんが行っており、Aさんの原価が900円、Bさんの原価が600円だとしたら・・・
そこで、最低限、売上を集計し、さらに副次的に作業員ごとに利益も見える制度づくりを考えました。
どうでしょうか?
私の答えは、部門管理です。
部門管理は、通常、営業部門、製造部門などにわけます。しかし、これを従業員ごとに区分するのです。Aさん部門、Bさん部門などですね。
すると、プロフェッショナル版では、大概のソフトで部門管理ができることになりますから、上記のニーズを全てクリアできることになります。
③ 間接労務の評価
②の部門管理を行いますと、③もクリアできることになります。全社共通として、本社部門を設定し、本社とAさん部門のやりとりにするわけです。
これを3日くらいでしょうか。体験版のSSを加工しては貼り付け、説明文を書き、私が考えられるところまで、深く書きました。
つづく
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