こんにちは^^月太です。
先日、税理士試験を目指す友人と飲み会を開きました。
彼は、優秀で既に日商1級を取得しています。しかし、2回連続で簿記及び財表を落選しています。
なぜでしょうか?
そう。答えはタイトルどおりです。ケアレスミスです。
一般にケアレスミスというのは、分かっている論点にもかかわらず、ポカして間違えることをいいます。
本当にそうでしょうか?
多くの受験生はこのケアレスミスをポカと考えています。
これが浅はかです。
ケアレスミスというのは、○ですか?×ですか?
はい。×ですね。
間違っているということです。
私は彼に最初から、合否というのはケアレスミスで決まるということを言っていました。
ケアレスミスなんてものは本当はありません。わかっていないから、自分に落ち度があるから間違えるんです。だって、わかっていたら、問題分を読み間違えるわけがありません。
例えば、前期と当期の非上場株式の有価証券の評価を行いましょうという問題があったとします。
BS日の評価の問題ですから、当然、原価?時価?という問題があります。非上場株式ですから、当然、原価で評価しますね。そのため、1株当たり純資産額はここでは影響しません。しかし、減損を考える必要がありますね。
ここで、既に2つのデータを読まなければいけないことになります。
まず、有価証券の保有目的、そして、減損処理です。さらにいえば、前期と当期のデータがあった場合、前期に減損処理をしていることも考慮しなければなりません。さて、いわゆるケアレスなんてアホなことを言う人と確実に正解を導ける人の思考はどうでしょうか?
①ケアレスとか言う人
非上場株式なのに、時価評価(例えば、取引所での類似業種の時価はほにゃらら)してしまう人。これは論外ですね。
原価で評価して満足する人。減損処理があることを忘れているため、理解不足です。答えを見れば「しまった」なんて誰でもできる。
前期と当期のデータに注視していない人。前期にも減損処理がある、つまり、時間軸で捉えられていない理解の乏しい人。
②正解を導ける人
上記を全てクリアし、自信をもって答えることができる。
はい。
こんな感じです。ちなみに、この記事をお読み頂いて、理解できる人は、合格に近いです。
何言ってるの?人間だからケアレスなんてするでしょ?なんて思っている人は合格に程遠いです。
今回、友人は、やっとケアレスは×なんだということに気がつきました。いわゆるケアレスをなくす方法も伝授しました。今年は合格するでしょうね^^
資格月太
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