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日経2012年2月20日の記事

こんにちは。月太です。

今日は、中学校入試を受験する小学生でも行っているということをご紹介。

内容としては、「やさしい問題から解くことの効用」です。

入試のテクニックとしては、優しい問題から順に解き、難しい問題は敬遠し、場合によっては捨てると言われています。

こうすることで、優しい問題の失点を防ぎ、合格点を積み上げることができます。

資格試験も同様で、やさしい問題から解けない人はまず落ちますね。

しかし、これだけではありません。日経の記事によれば、数学で実験をしていたのですが、数学の得意なAさんと若干不得手なBさんに問題を解いてもらいました。

最初、両者とも同じ問題から解き、同じような解き方をしていました。両者とも時間一杯問題を解き、採点をしてみると、Aさんが90点、Bさんが70点でした。

それでは、どこに問題があるのでしょうか?実力的には数学が不得手なBさんも優秀であり、解けない問題ではなかったのです。

しかし、AさんとBさんの決定的な差は、最初の簡単な問題を解いてすぐ解答用紙に書くか書かないかでした。Bさんは解き終わったあと、すぐに解答用紙に写し、Aさんは簡単な問題をじっくり解いていたのです。なぜ簡単な問題をじっくり解くのか?

Aさんいわく、「そうすることで、後ろの難しい問題を解く助走ができるみたいで・・・」

としています。私と表現は違いますが、同じことを言っています。

資格試験の時間が2時間であるとして、2時間という枠はみんな同じです。ところが、開始から10分経過後、20分経過後、30分経過後では、まったくことなる時間になります。

それは、難問から解いた人が、30分経過して全く解けていない状態と簡単な問題から解いた人が30分経過して自信をもって30分ぶんの問題を解けている状態では、

「気持ち」

が違うのです。すると、脳はその安心感から、次に難しい問題へスムーズに進めてくれます。もちろん、脳の仕組みを知っているわけではありませんので、感覚的なものです。

しかし、30分経過したときに焦っている人と、自信をもっている人ではどんなに能力が高くても得点できないというリスクが前者に生じることはわかりますね。

ですから、Aさんの表現としては「助走」としていますが、私的には「安心」であると考えています。

月太

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