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日商簿記検定3級④

こんにちは^^月太です。

さて、今日は損益についてです。

損益というのは、ある期間、どれだけ儲けたか?を表しています。例えば、八百屋さんが市場で3万円のトマトを購入し、これを1日に5万円で売上げました。このとき、儲けはいくらでしょうか?

5万円-3万円=2万円

はい。2万円ですね。このときの5万円は売上高といい、3万円は売上に対してかかった費用ということで、売上原価といいます。差額の2万円が儲け、これを利益といいます。これはイメージできますね^^

ここで、この八百屋さんがチラシを自宅のプリンターで刷って配ったとします。これにかかった費用は1万円だとすると、

2万円-1万円=1万円

最終的には1万円の儲けになったということです。

このチラシは、トマトを売るためにお客さんを集める手段に使われた費用です。ここで、トマトの仕入れである3万円は売上高5万をするためになくてはならない費用です。つまり、直接的にかかった費用ということになります。対して、チラシは、トマトを売るために、間接的にかかった費用ということになるわけです。

上記を仕訳で切ります(全て現金で受け取り、支払ったとします)。

まず、トマトを市場で購入した時の仕訳です。

左の方)商品 3万円  右の方)現金 3万円

この時点では、トマトという資産を購入しました。販売するための資産は、「商品」という名前になります。

次に、トマトを販売したときの仕訳です。

左の方)現金 5万円  右の方)売上高 5万円

左の方)売上原価 3万円  右の方)商品 3万円

上は、トマトを売り上げたという仕訳です。売上は、会計上、収益といいます。収益の増加は右側にきます。対して、減少は左側にくるわけです。

下は、トマトという商品たる資産が減少していますから、商品は資産の減少として、右側に来ます。そして、左には費用がくるのです。費用の増加は左、減少は右ということになります。

チラシの費用の仕訳です。

左の方)広告宣伝費 1万円  右の方)現金 1万円

チラシは広告宣伝のための費用ですので、広告宣伝費という用語を用いて、費用が増加していますから、左側にくるわけです。

本日まで、日商簿記検定3級の仕訳として、資産の増減、負債の増減、資本の増減、収益の増減、費用の増減を学習しました。

これらの5要素は、左側にくるのか、右側にくるのかで全く違ってきます。まずは、この5つの要素がどちら側にくるのかを覚え、その5つの要素には何があるのかを徐々に覚えていくというスタンスになります。

また、現金、商品、売上高など様々な用語をお話しました。これらは「勘定(かんじょう)」と呼ばれます。そして、左の方、右の方といいましたが、左の方を「借方(かりかた)」。右の方を「貸方(かしかた)」といいます。

しっかり覚えてください^^

資格月太

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