こんにちは。月太です。
さて、今日は、営業で働きながら公認会計士に合格した方のお話です。
彼が行った行動は、まず、短答式を合格するための行動です。
彼は営業で、ウィークデーは、8-18がほぼ固定で、さらに残業もありました。
時間がないため、自分では、短答式及び論文式を3年で合格することが困難と判断したそうです。つまり、短答式の免除が切れる可能性がありました。そこで、保険です。
5月に短答式が終わった後、すぐに税理士試験に切り替えました。そうです。簿記と財務諸表論を狙いに行ったのです。しかも全力で。
その5月短答式に合格できませんでした。12月は病気で断念したそうです。
翌年の5月。税理士試験で簿記と財務諸表論をとったので、財務会計が免除でした。財務会計の免除は、200点がなくなるので、受験しないことにもリスクが生じます。簡単だった場合です。しかし、現状の財務会計を考えますと、やはり、免除があった方が、3科目の勉強をずっとやればよいことになりますから、有利だと思います。
そして、短答式に合格しました。
その年の論文式は合格できませんでした。
しかし、その論文式試験を受験して思ったそうです。
「来年は合格できる」と。
時間は全受験生の中でも下から数えたほうが早いくらい勉強できませんでした。もちろん、彼はキレキレの頭を持っているわけではなく(失礼ですが・・・)、何度読んでも頭に残らないタイプです。
でも、合格できると思い、そして、合格しました。
彼は某専門学校を受講していました。彼はこうやれば合格できると確信したそうです。
彼のやった行動はなんでしょう?
はい。
多くの不合格になってしまう受験者が陥る現象を回避する行動。
それは、
「絞ること」
実は、この絞ることが重要なのです。
多くの受験生は過去問を見ていません。そして、本試験の問題の中で、できるところとできないところがあるのですが、できないところまでやるのが不合格者なのです。
彼は、過去問を何べんも解いたそうです。そして、やるべきことは、基本的なことを繰り返すことに気が付いたそうです。
はい。
毎年、会計士の試験の範囲は広がり続けています。全部やらなければ合格できないのでしょうか?
いいえ、違うのです。例えば、企業結合が財務会計で第3問目に出題された年があります。企業結合を解かないと合格できないと思うのが通常ですね。しかし、その問題が実は埋没問題だったとしたら?ドボンだとしたら?
解く必要はありませんね^^
そう。みんなができるところだけできればよいのです。
そこをわかるためには過去問を解かなければいけません。
「二度とでないから解かない」のではなく、「情報がたくさん入っているから解く」が正解なのです。
公認会計士試験は、たしかに過去問と同様の問題が出題されることは少ないです。しかし、過去問は試験委員からのメッセージに他ありません。
公認会計士試験は、多くの人がやる行動をすると不合格になる。
だから、難関試験なのです。
質問がありましたらどうぞ^^
月太
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