公認会計士勉強法

久しぶりに

こんにちは。月太です。

今日は会計士試験の論文について少々。

現在の会計士試験は、短答式が高難易であり、比較的論文式は易しい印象です。
しかし、会計士バブルが終わり、大分猛者たちが滞留してきております。さらには、合格者圧縮の波がありますので、論文式の難易度も上昇することが、予想されます。

そこで、論文式ですが、計算問題は必須です。計算ができなくて合格ということはありえません。
しかし、今日は理論についてお話しようと思います。

現在の論文式は、企業法を除き、さほど論文力を必要としていません。しかし、企業法は、旧試験に比べ解答用紙がA4になったため、論旨をコンパクトにまとめなければなりません。

ブログですので、全てを記載できませんから、重要な点だけを書きます。

1番重要な点。
それは、問題に応えること。

実は、診断士の二次試験のカテゴリにも記載しているのですが、これが1番重要です。

答えるのではなく、応えるのです。
答えるは、算数の問題に対し、一個の解答があり、誰が答えても同じです。
しかし、応える場合は、出題者の意図を汲む必要があります。

実は私が会計士受験をしているころ、昔の商法でやってしまったことがあります。問題を見たとき、楽勝と思いました。
しかし、実は落とし穴があり、出題者が解答してほしい点と離れて、周辺の論点をガンガン書いてしまいました。どうだと言わんばかりに。

不合格でした。

今思うと、問題を読んでいなかった、出題者の意図を汲んでいなかった。ただそれだけです。

応えること。

論文式試験の最大の難所です。

月太

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雪ですねぇ~^^

こんにちは^^月太です。

本日の東京は雪ですね~。

朝、坊主は大はしゃぎでした。ま、私もわくわくしたのですが、実際に外に出てみると物凄い寒さです・・・

久しぶりに大雪な感じです。

昔、公認会計士を受験していたころ、同様に大雪が降っていました。

道路は、雪がないところを歩くようにしていた記憶があります。

最大限に注意していたのは、「転ばないこと」です。

それは、転んだら、会計士試験も転ぶのではないかと思ったからです。もちろん、転べば全身ずぶぬれになるのが嫌なのはあります。

でも、本当に思ったのは、試験に合格できくなるのではないかという不安でした。

別に転ばないからといって、大けがをすれば別ですが、縁起担ぎにしかなりません。

しかし、私はそれほどまでに会計士に合格したかったんだと思えるのです。

頭の中は、会計士合格のみ。

全ての行動は会計士合格しか考えていませんでした。

そう。本当にそれだけしか考えていませんでした。

「思い」を実現することは、全力で行うことだと思います。

社会が豊かになればなるほど、全力で行うことを忘れがちになります。

今の私も、全力でことをなしたということが少なくなっています。

今一度、初心に戻り、「ことをなす」という目標を達成したいと思います。

月太

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日経2012年2月20日の記事

こんにちは。月太です。

今日は、中学校入試を受験する小学生でも行っているということをご紹介。

内容としては、「やさしい問題から解くことの効用」です。

入試のテクニックとしては、優しい問題から順に解き、難しい問題は敬遠し、場合によっては捨てると言われています。

こうすることで、優しい問題の失点を防ぎ、合格点を積み上げることができます。

資格試験も同様で、やさしい問題から解けない人はまず落ちますね。

しかし、これだけではありません。日経の記事によれば、数学で実験をしていたのですが、数学の得意なAさんと若干不得手なBさんに問題を解いてもらいました。

最初、両者とも同じ問題から解き、同じような解き方をしていました。両者とも時間一杯問題を解き、採点をしてみると、Aさんが90点、Bさんが70点でした。

それでは、どこに問題があるのでしょうか?実力的には数学が不得手なBさんも優秀であり、解けない問題ではなかったのです。

しかし、AさんとBさんの決定的な差は、最初の簡単な問題を解いてすぐ解答用紙に書くか書かないかでした。Bさんは解き終わったあと、すぐに解答用紙に写し、Aさんは簡単な問題をじっくり解いていたのです。なぜ簡単な問題をじっくり解くのか?

Aさんいわく、「そうすることで、後ろの難しい問題を解く助走ができるみたいで・・・」

としています。私と表現は違いますが、同じことを言っています。

資格試験の時間が2時間であるとして、2時間という枠はみんな同じです。ところが、開始から10分経過後、20分経過後、30分経過後では、まったくことなる時間になります。

それは、難問から解いた人が、30分経過して全く解けていない状態と簡単な問題から解いた人が30分経過して自信をもって30分ぶんの問題を解けている状態では、

「気持ち」

が違うのです。すると、脳はその安心感から、次に難しい問題へスムーズに進めてくれます。もちろん、脳の仕組みを知っているわけではありませんので、感覚的なものです。

しかし、30分経過したときに焦っている人と、自信をもっている人ではどんなに能力が高くても得点できないというリスクが前者に生じることはわかりますね。

ですから、Aさんの表現としては「助走」としていますが、私的には「安心」であると考えています。

月太

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営業で働きながら・・・

こんにちは。月太です。

さて、今日は、営業で働きながら公認会計士に合格した方のお話です。

彼が行った行動は、まず、短答式を合格するための行動です。

彼は営業で、ウィークデーは、8-18がほぼ固定で、さらに残業もありました。

時間がないため、自分では、短答式及び論文式を3年で合格することが困難と判断したそうです。つまり、短答式の免除が切れる可能性がありました。そこで、保険です。

5月に短答式が終わった後、すぐに税理士試験に切り替えました。そうです。簿記と財務諸表論を狙いに行ったのです。しかも全力で。

その5月短答式に合格できませんでした。12月は病気で断念したそうです。

翌年の5月。税理士試験で簿記と財務諸表論をとったので、財務会計が免除でした。財務会計の免除は、200点がなくなるので、受験しないことにもリスクが生じます。簡単だった場合です。しかし、現状の財務会計を考えますと、やはり、免除があった方が、3科目の勉強をずっとやればよいことになりますから、有利だと思います。

そして、短答式に合格しました。

その年の論文式は合格できませんでした。

しかし、その論文式試験を受験して思ったそうです。

「来年は合格できる」と。

時間は全受験生の中でも下から数えたほうが早いくらい勉強できませんでした。もちろん、彼はキレキレの頭を持っているわけではなく(失礼ですが・・・)、何度読んでも頭に残らないタイプです。

でも、合格できると思い、そして、合格しました。

彼は某専門学校を受講していました。彼はこうやれば合格できると確信したそうです。

彼のやった行動はなんでしょう?

はい。

多くの不合格になってしまう受験者が陥る現象を回避する行動。

それは、

「絞ること」

実は、この絞ることが重要なのです。

多くの受験生は過去問を見ていません。そして、本試験の問題の中で、できるところとできないところがあるのですが、できないところまでやるのが不合格者なのです。

彼は、過去問を何べんも解いたそうです。そして、やるべきことは、基本的なことを繰り返すことに気が付いたそうです。

はい。

毎年、会計士の試験の範囲は広がり続けています。全部やらなければ合格できないのでしょうか?

いいえ、違うのです。例えば、企業結合が財務会計で第3問目に出題された年があります。企業結合を解かないと合格できないと思うのが通常ですね。しかし、その問題が実は埋没問題だったとしたら?ドボンだとしたら?

解く必要はありませんね^^

そう。みんなができるところだけできればよいのです。

そこをわかるためには過去問を解かなければいけません。

「二度とでないから解かない」のではなく、「情報がたくさん入っているから解く」が正解なのです。

公認会計士試験は、たしかに過去問と同様の問題が出題されることは少ないです。しかし、過去問は試験委員からのメッセージに他ありません。

公認会計士試験は、多くの人がやる行動をすると不合格になる。

だから、難関試験なのです。

質問がありましたらどうぞ^^

月太

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短答式の壁

こんばんは。月太です。

今宵は眠れないため、短答式についてお話しましょう。

新試験制度導入当初、短答式は猫も杓子も通る試験でした。なにせ初年度は5000人合格者がでましたからねぇ。

しかし、現在は2011年12月が800人程度・・・しかも裏ワザアカスク生を除いたら、500人程度だったのでしょうか・・・

2011年12月の短答式は70%で合格でした。管理会計の2問目が全員正解でしたので実質は69%だったことになります。

そこで、イメージしました。

企業法85、監査論70-75、管理会計70-75(2問目含む)、財務会計120

これでぎりぎりですね。財務会計ははっきり言ってガチで解きに行って全問解ける人は、ネ申ですな・・・120がセーフティです。

よって、残りは他の科目で稼がなければなりません。

企業法85・・・これも、条文をぼろぼろになるまで読み込まないと無理でしょう。しかし、企業法は金商法で1問拾えれば85点は十分狙えます。

監査論・・・これは管理会計とのセットですので、時間的には20-30分で解かなければなりません。そのため、企業法同様相当読み込まないときついですね。

管理会計・・・計算問題をどのくらいの時間がかかるかをあらかじめ想定。つまり、過去問を最近4回くらい解いてみて、計算の時間を想定しなければなりません。監査がマックス30分ですから、残り1時間30分が勝負の分かれ目になりますねぇ。1時間30分のうち、計算問題の時間をはじきだして、最低限の時間を確保する必要があります。もちろん、逆に管理の理論問題の時間を割り出してから、計算の時間を割り出してもよいです。両者のマックスの時間を捉えましょう。

監査と管理は時間との勝負です。特に監査が勝負の分かれ目になりますね^^

財務会計・・・はい。試験委員がアホですな。

自分が解いても2時間ではおわらないでしょうねぇ。センスが感じられません。

挙句の果てに疑義の生じた26問目。説明しろや!!と怒りたいくらいですねぇ・・・

ただ、そうはいっても120点は死守できます。今回は8点問題を慎重に解けば積みあがったと思います。しかし、今回のように、総合問題がドボンとは限りませんから、計算力を相当の上の相当つけないときついですね。

計算力=正確性+スピード

はい。ご質問ありましたらどうぞ^^

資格月太

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ケアレスミスについて

こんにちは^^月太です。

先日、税理士試験を目指す友人と飲み会を開きました。

彼は、優秀で既に日商1級を取得しています。しかし、2回連続で簿記及び財表を落選しています。

なぜでしょうか?

そう。答えはタイトルどおりです。ケアレスミスです。

一般にケアレスミスというのは、分かっている論点にもかかわらず、ポカして間違えることをいいます。

本当にそうでしょうか?

多くの受験生はこのケアレスミスをポカと考えています。

これが浅はかです。

ケアレスミスというのは、○ですか?×ですか?

はい。×ですね。

間違っているということです。

私は彼に最初から、合否というのはケアレスミスで決まるということを言っていました。

ケアレスミスなんてものは本当はありません。わかっていないから、自分に落ち度があるから間違えるんです。だって、わかっていたら、問題分を読み間違えるわけがありません。

例えば、前期と当期の非上場株式の有価証券の評価を行いましょうという問題があったとします。

BS日の評価の問題ですから、当然、原価?時価?という問題があります。非上場株式ですから、当然、原価で評価しますね。そのため、1株当たり純資産額はここでは影響しません。しかし、減損を考える必要がありますね。

ここで、既に2つのデータを読まなければいけないことになります。

まず、有価証券の保有目的、そして、減損処理です。さらにいえば、前期と当期のデータがあった場合、前期に減損処理をしていることも考慮しなければなりません。さて、いわゆるケアレスなんてアホなことを言う人と確実に正解を導ける人の思考はどうでしょうか?

①ケアレスとか言う人

非上場株式なのに、時価評価(例えば、取引所での類似業種の時価はほにゃらら)してしまう人。これは論外ですね。

原価で評価して満足する人。減損処理があることを忘れているため、理解不足です。答えを見れば「しまった」なんて誰でもできる。

前期と当期のデータに注視していない人。前期にも減損処理がある、つまり、時間軸で捉えられていない理解の乏しい人。

②正解を導ける人

上記を全てクリアし、自信をもって答えることができる。

はい。

こんな感じです。ちなみに、この記事をお読み頂いて、理解できる人は、合格に近いです。

何言ってるの?人間だからケアレスなんてするでしょ?なんて思っている人は合格に程遠いです。

今回、友人は、やっとケアレスは×なんだということに気がつきました。いわゆるケアレスをなくす方法も伝授しました。今年は合格するでしょうね^^

資格月太

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監査ちぅ

トイレにて( ´Д`)y━・~~

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やっぱりですねぇ・・・

こんばんは^^月太です。

公認会計士試験の短答式が発表になりました。

まずはこちらからどうぞ↓

http://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/tantougoukaku24-1.html

いあいあ、大変ですね・・・合格率は6%ですか・・・

でも、この中にアカウンティングスクール生が推定300から400人はいると考えられます。そのため、実際に、フル科目で受験して合格した方は3%くらいの合格率だったことが予想されます。

そもそも、バブル合格の2000人とか3000人の最終合格(論文式合格)は何だったのでしょうか?あの時代は、会計士がJSOXがらみで足りなくなることが予想されたからと言いますが、そんなのは2年くらいで終了なのは見えていた話です。

アメリカのように、合格者は多く出して、公認会計士同士を競争させるような感じで言ってた時代から一転、絞りに絞っている始末・・・ぐぅの音もでないほどですねぇ・・・責任は誰がとってくれるんでしょうか?

確かあの時代、ヒゲが生えた監査論の教授の人が増やせ増やせ言っていたような気もしますけど、はて?誰が責任を取ると名乗りでるのでしょうかねぇ?

がんばっている受験生をないがしろにするような試験制度ってどうなんでしょうか?日本の会計リテラシを高めるための制度になっているんでしょうか?

なぜ、将来的な会計の発展のために考えられる人が試験委員にならないのでしょうか?難問奇問を出して喜んでいる老害はいらないんですけどねぇ・・・

「どうだ!!難しいだろ!!このくらいの問題が解けないのは会計士にはならないほうがいいんだ!!」的にでも思っているんですかね?

本当にできる試験委員は、

「こんな基礎的な問題なのに解けませんでした・・・」

と言わせる問題を作ってくれます。歴代の試験委員の先生たちにもいました。

いかに難問奇問を出しても、結局、埋没問題になってしまったら意味はなく、それが全体の10%程度ならまだしも、今回の財務会計のようにどの問題も時間がかかり、ひねってあるような問題はどうなんでしょうね?本当に頭の悪い試験委員だったんですね。悲しい人なんですね。自分のことばっかりなんですね。

さらにいえば、管理会計も間違えが出る始末・・・人生を賭けて受験生は戦っているということを肝に銘じて作成してほしいと思うのです。というか、受験生に対して土下座するべきですね。しかもひとりひとりに。

なぜ、厳しく書くか。

それは、私が受験生の立場を経験しているからです。

人生を本気で賭けて受験している方々のことを考えると不憫でなりません。

政治と同じで、本当に将来を考えて方針を打ち立ててほしいのです。

資格月太

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短答式の合格者減るのでしょうかね?

こんにちは^^月太です^^v

1月5日に金融庁からこんなのでました・・・

http://www.fsa.go.jp/news/23/sonota/20120105-1/01.pdf

現在、公認会計士の短答式は12月と5月に2回あります。合格者の割合は7割が12月、3割が5月という感じです。つまり、5月が敗者復活的な合格者になっています。

以前にすこし書きましたが、5月は合格率4%くらいでして、まー旧司法試験並みになってしまっています。

んでもって、上記の通知です。

つまり、今回の2011年12月の短答式の合格者は減ることが予想されるのです。

しかし、私思うんですが、短答式の合格者を絞るということは、短答式試験には免除がありますから、当然、受験をあきらめる方などが出てきます。論文式試験を受験できないためです。

現在、監査法人はダンピング合戦により疲弊しています。そのため、公認会計士試験の合格者を受け入れる態勢がないのが実情です。しかし、今後、景気がよくなり会計士のニーズがまた高まった場合はどうするのでしょうか?

その時点でまた、合格者を増やす方向に傾いたとしても、短答式試験の免除者がおりませんから、優秀な人材が残らず、天狗でろくでもないバブル合格者みたいな合格者を出しかねません。

つまり、短答式試験で絞るのではなく、論文式試験で絞るべきと考えるのです。

短答式試験を合格していれば、すくなくとも3年間は続ける可能性があります。そして、3年間の間に、会計士ニーズがまた高まれば、論文式試験の合格者を増やせば良いのです。

景気に左右されている資格試験に疑問が生じます。

資格月太

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